ペーパードライバー 講習の選び方と時間の目安
ペーパードライバー講習/教習は教習所で行ってるところが多いですが、ペーパードライバー教習専門の個人や企業も増えてきました。
そんな中、どこでペーパードライバー教習を受けるのが良いのか色々と迷うと思います。教習所だから安心でしょ！なんて安易な考えで受講するとお金を払って自信だけなくし、せっかく奮起したけどペーパードライバーを卒業できないなんてことはよく聞く話しです。
そうならない為に失敗しない教習所やスクールの正しい選び方をまとめてみました。
ペーパードライバー講習/教習の選び方！
ホームページの情報量と分かりやすさ！
ペーパードライバー講習/教習の良し悪しはホームページを見れば一目瞭然！
不安でいっぱいのペーパードライバーの方が満足できる情報を載せているか、またその情報の分かりやすさが鍵になります。値段はもちろん、教習内容、手順など利用者が知りたい情報をしっかり載せていればまずは高い評価をして良いと言えるでしょう。
ペーパードライバー講習/教習の様子が載っているか！
ペーパードライバー講習/教習はどこでどんな事するのか全く見当がつきません。教習所は所内コースを利用しますが所外ではどのようなコースを走りどのような内容を実践しているのか分かりません。
個別ページやブログなどで教習内容が載っていれば、利用者の不安を理解しているホームページだと判断できます。
危険予測能力が高い教官を選ぶ！
公道でペーパードライバー講習/教習するには何よりも危険予測に長けている必要があります。
危険予測をすると共に生徒の癖から行動予見し危機回避できる教官やインストラクターが良い事は言うまでもありません。
しかしその教官をどうやって探すかが問題です。
一つは下記の「上限がしっかりと設定されている！」にあてはまるところは危機管理能力も高いと言えます。
そしてもう一つはホームページに記載している事が多いです。本当に危機管理能力が高いところはペーパードライバー教習中の事故や違反をしないのでホームページに書いてあったりします。
上限がしっかりと設定されている！
公道でのペーパードライバー講習/教習ははかりしれない集中力が必要です。無理し続ければ大事故になる可能性が高いです。
そこで「１回何時間まで」「１日何人まで」としっかりと上限を設定出来ている所は安全重視している証拠です。
ペーパードライバー講習/教習の適正な値段設定がされているか！
キャンペーンや初回限定などを除いて２時間で１万円以下の場合は要注意!!
まず車の整備やガソリン代など必須経費があります。
さらにペーパードライバー講習/教習を公道で行うには、教官やインストラクター自身が運転する以上に気をつけなければなりません。相当な神経を使いもの凄い集中力で危機管理能力を発揮しています。１日に何人もできるものではありません。
2017年現在ではペーパードライバー専門の業者や個人の方が増え価格競争で低価格に設定しているところも多いです。しかし価格を安くする分、教習数を増やさなければ収入になりません。教習数が増えれば「いい加減な教習」になったり「怒鳴るだけ」の教習になったりという状態になりかねません。
怒らない、怒鳴らない、生徒のせいにしない！
ペーパードライバー講習/教習において、出来ないから(不安だから)お金を払って通っているのに「なぜできないんだ！」「さっきも言っただろ！」など発言するのは言語道断！ただ能力のない教官です。
出来ないことを出来るようにするのが教官やインストラクターの仕事。
恐怖で無理やり運転させる教習では、何が危険なのか何が悪いのか判断ができなくなってしまいます。
こうなってしまうとトラウマを作り出すだけです。
運転が怖くなるのはもちろんのこと、教えてもらう事でさえ恐怖になってしまいます。
褒めるだけじゃない、的確な指摘が必要！
褒めて伸びる人は多いです。しかし褒めてばかりだと調子に乗りやすく同時に「この運転で良いんだ」と思い込んでしまいます。ペーパードライバーは一度免許を取得している為、勘違いする人が多い。
生徒の癖を見極め、悪い部分とそれに対する改善法をしっかりと伝えてくれる所を選びましょう。
選び方がわからない場合は下に出てくる「口コミを見てみよう」に出てくる口コミサイトを参照してください。
口コミを見てみよう！
ホームページ上でいくらいい事が書いてあっても、ものすごく分かりやすく書いてあってもペーパードライバー講習/教習内容がそれに伴うとは限りません。
口コミは実際に体験した他人の評価なのでかなり参考に出来るでしょう。しかし口コミサイトにお金を払ったり、身内でいい評価を投稿している業者もあります。
そんな時は複数の口コミを参照します。
ある口コミサイトではいい事ばかり書いてあったりしますが、もう一つの口コミサイト調べてみると評判がガタ落ちしているところもあります。
教習所のホームページやペーパードライバー教習のホームページにある「口コミ」や「お客様の声」はいいものしかピックアップしないので評価対象にしてはいけません。
お勧めできる口コミサイト
・口コミ検索ネット(千葉県)
更新も頻繁で「値段」「教官の質」「レッスン内容」など色々な項目で評価された合計が教習所一覧で比較して見れるので利用者には分かりやすい。
・GoogleMapに表示される口コミ
同じアドレスで登録できない為、不正がしにくいが口コミ自体が少ないのが残念
実際に問い合わせてみよう！
実際にメールで問い合わせてみます。
ペーパードライバーの不安を理解している教習所や業者はしっかりと丁寧に答えてくれます。(電話だと忙しい場合に不在になったりと正しい評価ができないのでメールがお勧めです)
詳しく説明してくれなかったり、返事がこない場合は教習の質もそんなもんだと判断できます。
ペーパードライバー講習/教習時間の目安
基本(計器とその目的)の理解 約３０分
多くのペーパードライバーは運転の方法を忘れていますが、それ以前に車の機能の事もなんとなくしか覚えていません。そこで下記リストの復習をします。ペーパードライバー講習/教習の会社によっては実施しないところもありますので、必ず実施しているところを探しましょう(分からない時は問い合わせて下さい)
ルームミラー／サイドミラー／座席調整／ハンドルの位置／エンジンの掛け方／ハンドルロック／ハザード／ウィンカー／ライト(ハイビームとパッシング含む)／ワイパー／エアコン(デフロスター含む)／ギア／サイドブレーキ
これらの説明は大体30分くらいで終わります。
しかし、それを理解して適切な場面で使えるようになるかどうかはその後の練習次第です。
安全な右左折と停車 １〜２時間
多くのペーパードライバーは最初、アクセルすら踏めません。のろのろスピードで曲がるのも一苦労という方も多数います。そんなレベルで車通りの多い場所を走行できるはずがありません。まずは基礎中の基礎をしっかり練習します。
ウィンカー、キープレフト、巻き込み確認。
止まれでの動作や優先道路、非優先道路の判断と安全確認がしっかりできているか。
人によって伸びしろは違いますが、大体１〜２時間でマスターできます。
交通量の多い道路と右左折 30分〜１時間
住宅街と違って、交通量やスピード、歩行者の量が全然違います。
そんな中で危険予測と安全確認をしながら右左折を練習します。
大体30分〜１時間でマスターできます。
狭路運転 30分〜１時間
車幅感覚というものが分からず多くのペーパードライバーが苦手とするのがこの狭路。どこですれ違うの？そもそもすれ違えるの？私はどうすればいいの？と混乱する人も少なくありません。
狭路での右左折や対向車、歩行者とのすれ違いなどを練習します。
どのタイミングでハンドルを切るのか、どれくらいのスピードか、どこですれ違うのかを学びます。
30分〜１時間くらいでマスターできます。
標識を見ながら一方通行マスター 約１時間
ペーパードライバーの皆さん、覚えてますか？道路標識。
ばってんだったり車線だったり色んな種類があるこの標識。ペーパードライバーはほぼ忘れていますよね。
公道を走行する上で大事なのは「標識」
一方通行を逆走してしまう人も少なくない都内の道路や大きな駅付近の道など、しっかりと標識を見て判断しながら通行できるように練習します。
約１時間くらいでマスターできます。
簡単な駐車 １〜２時間
ペーパードライバーにとって最大の敵！それが駐車です。
前に進む事はなんどかできるけど・・・という人も少なくないはず。後ろに進む時の注意、どこ見るの？どっちにハンドル切るんだっけ？これ真っ直ぐ？？などなど、ペーパードライバーじゃなくても苦手だという人も少なくありません。
利用の少ない駐車場で練習するにあたり、目標となるスペースに１発で駐車できるようになるまで大体１〜２時間かかります。
※感覚の良し悪しが人によって違うので「どれだけ理解できているか」で時間が大幅にかわってきます。
高度な駐車 １〜２時間
ペーパードライバーにとってコンビニ駐車は夢のまた夢！
みんな上手に駐車できてすごいなーと羨むペーパードライバーも多いはず！しかしやればできます！
簡単な駐車が出来るようになった後、コンビニやスーパーの駐車場にしっかり駐車できるようになるまでの目安です。
車と車の間に駐車しなければならない場合でも対応できるようになります。
「簡単な駐車」がマスターしてから大体１〜２時間かかります。
車線変更 １〜２時間
運転をする上で一番危険を伴う作業。
低速での車線変更なんて渋滞の時くらい。ほとんどが速い速度を保ちながらの車線変更。
ペーパードライバーにとっては「危険すぎて頭にない」という人もいるくらい高度な技術と危険が伴う作業。
交通量やスピードの出せる道路での一番危険な動作。
スピード感や入るタイミング、入り方、死角の理解と安全確認をマスターするのに１〜２時間かかります。
※交通量が多すぎると練習が出来ないことがあるので時間に差が出ます。
高速道路(首都高を除く) １〜３回
都内近郊に住むペーパードライバーの多くがこの首都高を最終目的に定めます。しかし(場所によりけりだが)首都高の危険を知らなすぎるからこそ目標としてしまう人も多い。首都高が走れればどこにでも運転できそうな気がする・・・そんな上級者向けの練習。
ある程度車線変更ができるようになった後、首都高以外の高速で１〜３回くらい練習。その後に首都高挑戦。最初は短い距離で挑戦したいが値段も高い。バランスの取り方が非常に難しい最高難度の教習。
※首都高の危険度は桁違いなので徹底的な車線変更の練習が必要です。